勢い任せに部屋に駆け込む。 常備してあるベッドに小さな身体を押し倒すと、 さほど大きくないベッドはギシッと音を立てて二人分の体重を支えた。 微かに埃が舞ったシーツの匂いが漂う。 馬乗りになって小さな顔を覗き込んだその先に、 戸惑いと期待に満ちたホープの瞳が揺れる。 「スノウ…?」 「お前がいけねぇんだからな」 「ん…ぅ…」 唇を寄せると、柔らかい感触と共に先ほどのコンデンスミルクの甘い匂いが鼻を衝いた。 抑えが効かない火照る身体をどうにかしようと無我夢中で貪る。 「…ん、ぁ…」 薄く開いた唇に舌を忍び込ませて熱い唾液を絡ませる。 腰をぐっと押しつけると熱が直に伝わってしまい、ホープが困ったように呟いた。 「当たってる…」 「仕方ねぇだろ。というか、今まで我慢してた俺を褒めてほしいぜ」 にやりと笑みを零して再び唇を塞ぐ。 感触を楽しむように重ね合わせながら髪を優しく梳くと、微かな声が漏れた。 「っん、…ふ…」 震える指先がスノウの腕を必死に掴んでしがみつく。 普段とは違う、甘酸っぱい香りが広がる。 まるでイチゴを食べているみたいな感覚に陥ってしまう。 「っと、忘れてた」 「な、何…?」 ふと思い出してポケットをまさぐる。 出てきたのは先ほど忍び込ませていたコンデンスミルクだ。 「お前の大好きなミルクだよ」 虚ろな瞳をしたホープの服をスノウはいとも簡単に剥ぎ取ってしまった。 そして露わになった肌にミルクを遠慮なくかけてゆく。 「何して……ひゃっ…!」 いきなり肌にかかった冷たい液体の感触に、ホープは声を上げて肩を震わせた。 透き通った白い肌の上で主張する、二つの赤い頂を隠すようにミルクを垂らす。 「…ゃ、あっ…」 ミルクに埋まった小さな乳首を探り当てるように、指先でつまむ。 その蕾に、ねっとりとした液体を擦りつけるように刺激を与えてゆく。 「…ぁっ…、ぁ…んっ」 「声、抑えんなよ」 ぬちゅりと音を立てながら擦りつけると、 段々とミルクが肌に馴染み、生温かくなるのが感じられた。 「っ…ベトベト、する…」 「あとでシャワー浴びればいいだろ」 「そういう問題じゃ、っぁ…!」 未だに埋まったままのもう片方の赤い実は、スノウの唇が探り当てる。 ちゅっと吸い上げると、甘いミルクが口の中を支配した。 粘着質な液体をなんとか飲み込んで、 その先に見つけ出したホープの可愛らしい乳首を舌で転がし始める。 口と指先で的確な刺激を与えられ、抑えきれない声が溢れる。 「あ…ぁ、…ゃっ…」 綺麗に舐め取られ、ぬらぬらと唾液に濡れた桃色の主張。 いつの間にか下着までも剥ぎ取られ、素っ裸になった彼の下半身の熱は、 愛撫の所為ですっかり硬くなっていた。 支え失くして天を向くそれは早く触れてほしいと言わんばかりにふるふると震えている。 そんな姿を見てスノウがにやりと笑みを零した。 「こっちにもやっとくか?」 「い、いいっ!」 再びコンデンスミルクの蓋をとろうとしたスノウに制止をかける。 その小さな抵抗として膝を閉じたのだが、 今のホープにとってそれは抵抗の意味を成さなかった。 いとも簡単に彼の片手で両足をぐっと開かれて、見事に曝け出されてしまう。 「遠慮するなって…ほら」 「あっ、ああ…」 先端部分から垂らされたミルク。 白い液体が伝ってゆく光景は、もう達してしまったかのような様を彷彿とさせ酷く淫猥だ。 ミルクはうっすら滲んだ先走りと混ざって根本の方へと伝ってゆく。 「おっと、ベッドに垂れちまうな」 「スノ…ん、ぁっ…あ…!」 垂れ落ちるミルクを慌てて舐めると、ホープの腰がぞくりと跳ねた。 裏筋から丁寧に舌で拭う。 それでもたらたらと先端から溢れる液体は止まらない。 スノウは震えるホープの陰茎をぱっくりと咥えて吸い上げた。 「ゃ、あ…ああっ」 冷たいミルクとスノウの熱い舌の感触。 今までにない刺激にホープは呼吸をすることだけで精一杯だった。 「…っぁ…あぁ…だめ…っ…スノ…」 「ん、……さすがにかけ過ぎたな。甘い」 もう一度刺激を与えればすぐに達してしまいそうなのを目前に、スノウは口を離してしまった。 さすがにミルクの飲み過ぎで喉がからからしている。 ホープを可愛がるのも楽しいけれど、いい加減自分も我慢の限界が近い。 「悪いけどホープ、こっち指入れるからな」 「…っ…ん…」 うっすらと瞳を開いて、交わす視線が合図。 甘く濡れた指を硬く窄まったホープの穴に挿入した。 ミルクが潤滑剤となり、ぬるぬると中を動いて解してゆく。 「あぁっ…あ…」 きつくて熱い中をぐっと押し広げるように掻き回す。 それだけでホープの腰がかくかくと震え、もう耐えきれないことを身体が訴えていた。 「やべぇ、もう俺も我慢できねぇ…っ」 指を引き抜くとそこは物足りなさそうに疼いた。 一体、どれだけ耐えたのだろうか。 ここまで我慢し続けた自分を褒めてあげたい。 スノウは膨れ上がった自身を取り出して、ホープの入り口に宛がった。 「入れるぞ」 「…ん、…あぁっ!」 甘く解された孔はいつもよりすんなりとスノウを飲み込んでいく。 とはいえ、やはり大きさは相当なもので一気に突き入れることは自重する。 ホープの身体に負担がかからないよう、表情を窺いながらゆっくりと腰を進めてゆく。 「…くっ……」 「っ…ぁ…熱ぃ…っ…」 「へっ…限界寸前、だからな」 「…知ってる…てば…っぁ…」 涙を浮かべながらホープは訴えかける。 身体を合わせようとして必死に背中に手を回すと、 スノウはホープの頬にそっと口付けを落とした。 大きな背中。 自分の手のひらが重なる事はないけれど、ひどく安心する。 ゆっくりと、確実に繋がっていく。 熱くなる下半身と心。 言葉にならないくらい、満たされるもの。 「っは…ぁ…」 「動いて、いいか?」 「…ん」 吐息が交わる至近距離で優しげに問いかけられる。 ここでダメだなんて言ったらさすがに可哀想だ。 けれど、スノウなら仕方ないとか言って本当にやめそうな気もする。 そんな事をぼんやりと考えていると、スノウの大きな熱が身体を突き動かした。 「あっ…ぁ……ん…!」 「力、抜け…」 「…はっ、あ…ぁあ…」 大きな熱とミルクがぐちゅぐちゅと中で掻き混ぜられる。 腰を絡めてもっと深い挿入を望むと、スノウが背中を抱いて唇を重ねた。 「んぁ…は、…ぁ…」 「ホープ…」 「…ん、っ…スノ……も…だめ……いっちゃ…」 「…ああ、いっぱい出せよ」 ぐっと奥深くまで突かれる。 それと同時にホープの陰茎をスノウが扱き上げ、絶頂を促す。 「あ…ああっ…」 白い液体が飛び散る。 スノウも何度か突き上げて限界を解放させる。 一気に力が抜ける身体を支え、 汗で額に張り付いた前髪をそっと掻き分けて口づけを落とした。 「スノウ…」 涙を浮かべた瞳のままか細い声で誘われてしまうと、 つい優しく柔らかなキスを唇に落としてしまう。 荒い呼吸がようやく落ち着いてきたころ、ホープはぽそりと呟いた。 「…もう…全身ベトベトして気持ち悪い…」 「俺が舐めてやるよ」 軽く笑いながら、どこがベトベトしてるんだ?とスノウが問いかける。 「いいっ! スノウに舐められるくらいなら自分で舐める…」 「んじゃ、俺のも舐めてもらおうかな?」 「えっ!?」 驚きの声と同時に小さな身体は抱き寄せられ、 残りのコンデンスミルクを使い切る勢いで絞り出す。 シャワーまでの道のりは遠く、 もうしばらくは甘い香りが二人を包み込んでいた。 ―――――――――――――――――――― お題というよりほとんどミルクプレry 発情部分だけで、乙女化やら何やら回収できていない気が; 「シリアス」どこにもなくて…むしろ真逆の方に行きました。 シリアスはいくらなんでも無茶振り…………精進します。 ホープは練乳いちご好きそうだな~と思いながら書いてました。 最初は練乳いちごじゃなくてアイスかなと考えていたんですが、 さすがにアイスプレryは冷たすぎるなぁと…。お腹壊しそう。 あと、バナナでもやってみたかったんですがね。ベタに。 食べ物ネタは面白かったのでまた別の機会があれば…と。 TOPへ 戻る[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
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